キャリアデザインオフィス あかつき

思い込みからの脱却

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思い込みからの脱却

思い込みからの脱却

2023/10/11

次男が小学校へ上がる頃、ちょうど日帰り出張の多い仕事に就いていました。
週に2日ほど、朝は家族より早く出て、19時過ぎにやっと帰宅、泊まりの日も結構ありました。

保育園の頃は、そういう日は延長保育を利用していましたが、小学校に上がると、放課後の預かりをしてくれる行政の児童クラブを利用していました。

次男は入学式の翌日から、その児童クラブへ行くようになり、18時までの迎えに間に合わないときは、長男に迎えを頼んだりしてやりくりしていました。
さすがに、最初の頃は大丈夫かな、とこちらもちょっとドキドキしていましたが、「行きたくない」と言われることもなく、低学年のうちはずっと、児童クラブの子でした。

そんな私を見かねて、実家の母が「そんなふうで大丈夫?」とよく言ってきました。
親がいつもそばにいて、ちゃんと見ていてやらないといけない年齢じゃないの?と言う意味です。
母は、私が低学年の頃は家で内職をしていて、それ以降は残業のない、近くの会社にパートで定年まで勤めた人です。
「大丈夫?」という言葉の裏には、親がそばについていないと、子どもがちゃんと育たないのでは、という考えがあったのだと思います。
ちゃんと育つ、という言葉のとらえ方にも、かなり個人差はあるとは思いますが…。

そういわれる度に私も、良心が痛みました。本当にそうなってしまうかもしれない、と恐れていたのも事実です。
それでもその仕事が好きでしたし、一緒にいる時間を濃い時間にすることで、それを乗り越えよう、と考えていました。

次男が中学生になった頃、当時の気持ちを聞いてみたところ、「お母さんは仕事があるんだから、僕はここに行くしかないと思っていた」とのこと。
考えてみれば彼は、ずっとそんな家庭で育ってきた訳で、子ども心に「行きたくない」と言ってはいけないと思っていたようです。

冷静になって考えれば、彼は今の人生しか体験していません。
いつも親と一緒にいられる環境の子どもがどんなふうで、自分とどこが違って良いのかは、体験することができない訳です。

でも大人は、いろんな家庭のあり方を見ているので、親がいつもそばにいない子どもは可哀想、という発想が生まれるのですよね。

それって思い込みではないでしょうか。

相談業務をしていると、いろんな家庭の姿を知ることになります。
それぞれの家庭にも、そこにいる親・子どもにも、それぞれの人生があり、個性があります。
こういったことは、家庭環境だけではなく、社会の中のいろいろな場所・層で存在しています。

そういう私も、「こうあるべき」という考え方は、強く持っている方だと思います。それはきっと、そういう母親の元で育ったからでしょう。
また、そういったことを裏付ける事例を知ってしまうと、どうしても「こうあるべき」なのにできていないから、それが理由では、と思ってしまいがちです。

「自分の思い込みに囚われてはいけない」

相談業務の時はいつもそう頭の中に置きながら、できるだけ相談者自身の真の姿に近づけるよう、質問を投げかけて行くのです。

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