キャリアデザインオフィス あかつき

キャリアコンサルタントをめざした理由|

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キャリアコンサルタントをめざした理由|この仕事に出会えたことが幸せ

キャリアコンサルタントをめざした理由|この仕事に出会えたことが幸せ

2022/02/23

大学進学をめざして入学した普通科高校で、結果として進学せずに就職を選ぶことになった私は、3年の1月、就職先を決めなければいけませんでした。
前年の暮れから、同級生が何人も不採用となり、先生方も慌てていた就職難の年です。
進学しなくてもいい、と分かった1年の後半から、勉強に熱が入らず、部活と図書館に通う日々を過ごしていたので、取り立てて何といったとりえもなく、数字が苦手で計算も得意ではなく、私ができることは何だろう、と思いながら進路相談室に行きました。

動き出すのが遅かったので、すでに求人票は2社しか残っていませんでした。
そのうちの1社に応募しましたが、同窓生がそろばん3級を持っていたので、そちらに決まってしまい、慌てて残りの1社に応募。
何とか採用していただき、初めての社会人生活が始まったのです。

ただ事務職というだけで選んだ職場だったので、働くことは好きでしたが、そこでずっと働く、というイメージが持てず、2年で退職に至りました。
そんな体験が忘れられず、仕事の選択をする前に、何らかの方法で仕事や働くことについて考える機会が欲しかった、という気持ちが強く残っていました。
その後、何度か転職を繰り返し、さまざまな雇用形態で働きましたが、出産・子育てを体験してからは、子どもを持つ女性は、男性より人生の選択をする機会が多いということを実感し、そんな女性たちに何か支援する仕事ができないか、と思うようになりました。

と言うのも、私自身は比較的、自分が思うように働いて生きてきましたが、希望に合わない働き方や環境の中で、窮屈に生きている女性を何人も見てきたからです。
「本当はこんなふうに働きたいけど、子どもも小さいし、夫にも反対されるだろうから無理」「自分はこんな仕事はできない」と言い切る女性もいて、「もっと楽に生きられるよ」「それは思い込みだよ」と思うこともありましたが、何の資格もない自分が言う言葉は、単なる一個人の感想でしかない訳で、そういった人を支援ができる仕事は何だろう、と思っていました。

四十も半ばになって、人生の転機を迎えた時、ちょうどキャリアコンサルタントが国家資格になった、という情報を得ました。
この資格を持っていることで、やりたい仕事ができるかもしれない、と考え、思い切って受講の申し込みをした時のことは、今でも忘れられません。
地方在住なので、資格を取得した後も、これが仕事になるとは思っていませんでしたが、少しずつあてにしてくださるところも増え、何とか開業から5年目を迎えることができました。

自分自身がそういった経験をしてきたからこそ、相談に来られる方にはいつもお話ししています。
「やりたいことがあるなら、いつからでも始められる」と。

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