キャリアデザインオフィス あかつき

塩反応?の受講生をどう思いますか?|キャリアコンサルタントという仕事で学んだこと

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塩反応?の受講生をどう思いますか?|キャリアコンサルタントという仕事で学んだこと

塩反応?の受講生をどう思いますか?|キャリアコンサルタントという仕事で学んだこと

2021/11/09

先日、公共職業訓練の講師に行ったとき、受講生のおひとりからこんな質問を受けました。

「私も人前に立って話をする機会があるのですが、中にちゃんと聞いていない人がいると、とても気になります。
分かってくれてるのかな、とか、自分の話の内容が足りないのかな、とか。
そういう人は、先生の講座にはいらっしゃいませんか? 
そういう人に対して、どう思われているのですか?というか、どうご自分の中で整理しているのですか?」

表題のような『塩反応』という言葉が、本当にあるのか分かりませんが、確かにそういう受講生はいらっしゃいます。
講座の内容に興味があり、自主的に参加している人ばかりならやりやすいのですが、受講が必須とか、必要に迫られて参加している方もいますし、中学生や高校生向けの講義などでは、眠気に耐えきれずに目を瞑ったまま、コクリとなってしまう子もいます。
(先生方が、そういった生徒がいないか見回っているところも拝見します、笑)。

結論から言えば、私は受講される方にいつも、自分の伝えられることすべてを提供しようと思っています。
講座の内容は、受講される方の年齢や特徴などをその都度把握し、どう話せば伝えたいことが伝わるか、と考えながら作っています。
公共職業訓練の講師は年間5~6回ありますが、社会環境の変化を意識しながら少しずつブラッシュアップしていますし、実際の受講生の様子を見ながらワークを足したり引いたりします。
全く同じ内容の講義を繰り返すことはありません。

ですから受講されている方が、それをしっかり受け止め、活用してくれるか、そうでないかは、本人次第なのです。
私の話が、自分には合わないな、と感じる方もいらっしゃるでしょう。
それでも「では自分ならどうなのか」と考えていただけるなら、役に立つ部分もあるでしょう。

また「自分には必要ないな」と思って、右から左に流してしまう方には、私は常に100%を提供しているつもりなので、その方に必要な知識も必ず入っているはずなのに、もったいないなと思うこともあります。

ですが、私のできることは限られています。
どんなに親身になって支援しても、最終的に決めることができるのはご本人だけなのです。
何が満足で、何が不満なのかの判断が、ご本人にしか分からないからです。
私は、ご本人が自分で満足のいく選択をすることができるはず、と信じるしかありません。
そのことをはっきり認識したのは、キャリアコンサルタントの学びの中からでした。

『働くことを通してどう生きるか』が、どの講義にも共通する不変的なテーマです。
だからこそ、自分にとって何が必要なのか、を私の提供する講義の中から受け取っていただきたいな、と思って、日々努めています。

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