男性にも育児休暇を~2週間でもOK
2021/06/15
飯田市男女共同参画課が作成した小冊子『ママ・パパになるみなさんへ~ワーク・ライフ・バランスを意識した子育てを』の文章を執筆させていただきました。
イラスト、装丁は友人のデザイナーさんにお願いしました。雰囲気にぴったり、と担当課では好評だそうです。
出産を控えたご夫婦が参加する『パパママ教室』で配布されています。
昨年、市内の会社より、男性従業員の育児休業について相談がありました。 同社では、女性の育休はすでに実施されていますが、男性は初めてとのこと。
一人目が双子ちゃんということで、育休取得が可能か打診があったそうです。
これまで、赤ちゃんのいる家庭でも、男性の育休取得はまだまだ進んでいない状況でしたが、コロナウイルス感染症の影響で全国的にテレワーク化が進み、男性が家で働くことも増えてきました。
当地方ではそこまで進んでいませんが、この冊子では「2週間でも良いから、赤ちゃんが自宅に帰ってきたときにしっかり向き合っていきましょう」とご提案しています。
自分の子育ての経験から、生後間もない赤ちゃんと肌と肌で触れあうことで、言葉では言い表せない感情が育ちますし、本能のままに生きている赤ちゃんと付き合うことがどんなに大変かも分かります。
育児休業が取得できなくても、一日中赤ちゃんの面倒をひとりで見る、という経験や、食事作り、掃除・選択などを主になってやってみる、など、自分自身の成長にも繋がります。
2週間であれば、有給休暇の消化で済むかもしれませんが、1年など長期で取得する際には、公的な機関から経済的な支援も得られます。ぜひ出産前に、会社に相談しておきましょう。