カウンセリングルームから
2026/03/04
このところホームページ経由で、個人の方からカウンセリングの依頼をお受けすることが多くなっています。再就職の支援をしている組織は何カ所かあるのですが、仕事を持っている方が相談できるところは限られているからでしょう。
仕事を持っていても、順調なときばかりではありません。回りの人間関係や異動・転勤の話があったり、自分の働き方、生き方を振り返ってみたくなる時もあるでしょう。
そんな時こそ、カウンセリングを受けていただけると良いのではと思います。
多くの会社が、辞職する一カ月前には申し出をするように促しているので、この時期は迷っている人にとっては心乱れる時期ではないでしょうか。
カウンセリングで退職の話が出ると、本人の気持ちをお聞きした上で、退職届を出してから一カ月はその会社に行かなければならないことや、次の仕事がすんなり決まるかどうかは分からないなど、心理的な負担も大きいことを説明し、それでも辞めたい気持ちが上回るようであれば退職するというお話をしています。
今の時代、ひとつの会社で退職まで30年以上も働き続けることができる人は、とても恵まれていると言っても良いでしょう。日々思うことはあっても、辞めたいと思うほどではなく、自分の承認欲求や達成感もある程度満たされていると思われるからです。
また、人生には何度か、予期せぬ転機が訪れます。
自分の病気だったり、子どもや親・家など環境がもたらすものだったり、会社が続けていけなくなったりということも考えられます。それらを乗り越えることができたということは、環境的に恵まれていたとも言えるのです。
最近は適応障害になって休職される方も増えていて、かなり心配です。
頭では何とかなると思っていても、身体が拒否反応を示してしまい、会社へ行けなくなってしまう例が多いようです。お休みすることで症状が改善されるなら、やはり働いていた環境を変えた方が良いね、ということになります。
日本人はまじめで勤勉な人が多いので、限界まで働いてしまったり、周りの人に話さず自分だけで抱えてしまう傾向があります。相談を受ける側は、「そこまで頑張らなくても…」と感じることもあります。
一度病んでしまうと、次の仕事へ向かう気持ちが整うまでに時間がかかってしまうこともあり、できればそこまで行く前に、誰かに相談して、とにかく一度、重苦しい気持ちを外に出すことが大切です。
同僚や知り合いに話しづらければ、客観的に話せる専門職を頼ってください。無料の相談場所もありますので…。
ちょうど確定申告の時期なので、昨年の振り返りをしながらどのくらいカウンセリングをしたのか調べてみたところ、400人を越える方とお会いしていました。その皆さんが少しでも前へ進むことができたのなら、私の仕事もお役に立てたと言えるでしょう。

