マイナス思考は思いグセⅡ
2025/10/08
マイナス思考は悪いことばかりではありません。
誰だって、痛い思いをしたくないはず、だから先に起こりそうなことを心配してしまうんですね。
なので、不安に思うこと、心配なことを「どうしよう、どうしよう」と思って立ち止まっていないで、「それが起こった時はどう対処すればいいか」と考えることで、リフレーミングができます。
また、マイナス思考にはいくつかのパターンがあります。
ひとつ何かダメなことが起こると、他のことまで「もう何をしてもだめだ」と思ってしまう。
一度うまくいかなかったことを「やっぱり自分は何をしてもだめだ」と大きくとらえてしまう。
本当にそうなのかを検証せずに「あの人はきっと、私のことを嫌っている」と思いこむ。
うまくいったことも、「こんなことができたくらいで、自分はできると思ってはいけない」という過度の一般化、などが上げられています。
前回書いたように、「実際に起こったことは何か」に立ち返り、自分が勝手に意味づけしてはいないか、と考えてみることが大切です。
また、幼少期の両親との関係や、過去に失敗してしまった経験が、そういう思考を生んでいることもあります。
カウンセリングをしていて、そんなことを感じると私は、「親御さんはどういう人でしたか?」「これまでに、なにかきっかけになるような出来事がありましたか?」とお聞きすることがあります。
そうすると、親御さんが厳しい人だった、あるいは自分との関係性があまり良くなかった、という方や、過去の失敗を話される方もいらっしゃいます。
「だから自分ってこうなんです」と、あきらめ顔で話されたりします。
そんな時、私は「過去のそういった経験に、今起こったことを紐づけして、自分でマイナスの方に引っ張ってしまっていませんか?」とお話します。
もし相手の状況が大丈夫そうなら、「いつまでも過去に起こったことに囚われているのは、ちょっと時間がもったいないのでは?」と言ってみたりします。
過去にあったことは、いちいち取り出さずに、心の片隅にしまっておく。
それが良かったことか、悪かったことかの色をつけない。
今回失敗したことや、心配なことは、それ単体で考えるクセを付けるのも良いですね。
「もう二度と痛い思いはしたくない」と思っても、生きていれば何かしら、痛い思いをするものです。
嫌なことを思い出すのは辛いですが、「二度と同じ轍は踏まない」と思って、同じような失敗をどうすれば避けられるかを考え、失敗を経験値にしていくことができれば良いですね。


