キャリアデザインオフィス あかつき

マイナス思考は思いグセ

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マイナス思考は思いグセ

マイナス思考は思いグセ

2025/09/29

先日、自宅での朝の出来事です。
我が家には神棚があって、毎朝父がそこへお茶を供えています。
神棚は天井近くにあり、椅子に上らないと届かないので、いつも食卓の椅子を下へ持っていって、その茶碗を下ろしたり、新しいお茶を供えたりしていました。

その日は父が椅子に登り、茶碗を下すと、すぐ下にいた母に渡しました。父は片膝を手術しているので、椅子の背に手を掛けて、安全に降りようと思ったのでしょう。
すると、父が椅子から降りた拍子に、母の腕に身体のどこかが当たってしまい、茶碗が落ちて割れてしまいました。

すぐに母は「神様の茶碗が割れてしまったから、縁起が悪い」というようなことを言います。
私はとっさに、「こういうことがあると私は、『今日の悪いことはこれで済んだ。もう今日はこれ以上悪いことは起こらないから、朝に済んで良かった』と思うよ」話しました。
すると父が横から、「神様が、そろそろ新しい茶碗に替えてくれって言ってるんだよ」と言います。

それでその場は良い雰囲気になり、話は終わりました。

冷静に考えれば、ただ茶碗がひとつ、割れただけのことです。
それを、そこにいた3人がそれぞれに意味づけしているのです。
そう考えれば人は、起こった事象に勝手に自分の思いを繋げようとしていることが分かります。

母は心配症で、いつも自分たちの将来や身内のことを心配しています。
話を聞いていると、比較的マイナスイメージに引っ張ってしまっていることが多く、私はいつも「考えても自分で結果が出せないことで悩まないようにして」と言っているくらいです。

こんなふうに、起こった物事について悪い方に考えてしまう人のことを『マイナス思考』の持ち主とよく言われますよね。
思考がどんどんマイナスの方へ連なっていって、辛くなってしまう方もいます。

しかし、マイナス思考は悪い面ばかりではありません。
先に起こりそうなことを予想して、失敗しないように準備をすることもできるからです。

また、マイナス思考は性格だから治せないと思っている方もいらっしゃいますが、これは単なる『思いグセ』なんです。
ですから、自分で治そうと思えば治すことができます。

まずは先ほどの茶碗の話のように、実際に起こった事象は何かを考え、それについて自分はどう思ったかを分けて考えます。
とっさに思いつくことが、自分の思いグセなので、その方向性をマイナスでない方へ向けられるようになれば良いのです。
これを「思考のリフレーミング」(枠組みの再構築)と言います。

もし自分自身のことでリフレーミングが難しければ、「家族や親しい友人が同じことを言ったら、どう返す?」と考えてみましょう。
そんなふうに、自分の思考を客観的に見ることが大切です。

このお話は次回も続きます。

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