少しだけ背伸びして、自分を成長させる

今年７月、11年間乗った車を手放し、新しい車に乗り始めました。

1500㏄のコンパクトカーではありますが、それまで乗っていた車に比べると車長が少し長く、実際に乗り始めるまでは不安もありました。
と言うのも、私自身、身長が153センチしかない上に、これまでも時々、車体を擦ったり、ぶつけたりしているので、本当なら軽自動車でも良いくらいなのです。
ただ、県内の離れた町村に仕事で行くこともあり、高速道路にも結構乗るので、やはり普通車の方がいいな、とは思っていて、ディーラーに勤務する長男の勧めで、今の車に決めました。

実際に乗り始めると、やはり少し長くなったな、とは思いますが、360度カメラやハンドルアシストなどの機能に助けられ、快適な運転を楽しんでいます。
ただ、ピッと背筋を伸ばして座らないと、メーター表示の下部が隠れてしまう感じではありますが…。

それでも、素敵な赤い車を乗りこなしている人、というイメージを壊さないように、「塗装が高いから擦らないでね」という長男の言葉を頭に置きながら、ちょっと背伸びをするような感じで毎日運転しています。

それが結構心地よく、自分のできることが少し広がったような感じがするのです。
人生の中で、新しいことに挑戦したり、自分のできる範囲から少し手を伸ばしてみようと思うと、やはり最初は怖いもの…
でも、そんなふうに少しだけ自分の感覚を広げてやってみると、案外できるようになることは多い気がします。

ただ、どこまで手を広げるかについては、やはり無理のない範囲で、ということが重要でしょう。
やってみて、痛い思いをしたり、壁に突き当たってしまうと、その後もうやる気にもならなくなってしまいます。

一足飛びに多くのものを得ようとせず、一歩どころか半歩くらいのイメージで、少しだけ背伸びしてみる。
いつの間にか、背伸びをした分が、自分の一部になっている…

そんな小さな挑戦を繰り返していけると良いですね。