人生、良い時も、そうでない時も

昨年度（2022）は、火・木・土曜日の若者サポートステーションのほかに、水曜日も定例の仕事があり、空いた日にはフリーの仕事を受けていたので、新たな仕事をお受けできない状況でした。
それで、このブログもずいぶん空いてしまっていましたが、少し余裕ができましたので、また日々思うことなどを投稿していきたいと思います。

私の職歴を振り返ってみますと、会社勤めをしていたのは20代の終わりまで。
その後は二子の出産を経て、ほぼ自営業のような働き方で今に至っています。

キャリアコンサルタントの研修では「いつか自立して、自分の会社を持ちたいと思っていた」と言われる方も結構いらっしゃいますし、個人面談をする中でも「どこかに勤めるのではなく、自分でいいようにやりたい」と言う方もいます。

それに対して私は、「起業したい」という思いを持っていた訳ではありません。
今は結果として起業していますが、本来小心者で、ひとりでは知らないお店に入ることもできず、人に自分を売り込むことが苦手な性格なので、自営業には向いていないのです。

むしろ、気に入った会社で長く働き、周りの同僚と力を合わせて成果を上げることの方が魅力的に思えます。
これは以前から変らない考え方で、自分の価値観のひとつだと思っています。

しかし、「ここで一生勤めたい」と思っていた会社には振られ、子育てと家事からも離れられず、気づいたら40代も半ば。
せっかくキャリアコンサルタントの資格を取ったのだから、それを活かしたい、という思いだけで起業したのです。

起業したからには結実させたいと思い、本来の自分から、三歩くらい外に出るような気持ちで今の仕事をしていますし、自分のできることを活かしてできる仕事なら、何でもお受けするようにしています。

自分の殻を半分くらい破って、ちょっと背伸びしているところもあったりしますが、それが人間としての成長に繋がり、社会人経験の厚さを増してくれるのだ、と日々、自分に言い聞かせています。

フリーランスは思うようにならないことも多く、時に凹むこともあります。
それをいつまでも引きずっていると、収入の額に直結しますから、客観的に捉えられる視点も身につきました。

「人生には、良いときも、そうでない時もある」

うまくいかないときは、いつもそう思います。きっと良い時も来ると…。

結局は、人任せにせず、自分の手で、少しずつ自分の行く道を築いていくしかないのだ、と実感しています。